第6回GamePM勉強会にいってきた
ざっくりまとめなどを。
ランチ
まず、今回は都合があったので、前回誘われていけなかったランチへGo。
発表者&運営の6人でTGSやCEDEC的な話をしつつパスタ食う。
ミドルウェアの話が出たときはなかなかおもしろかった。
結局どこも使いこなすのには苦労して、アクセントにしか利用してない、ってのが多いみたい。
懇親会のとき今給黎さんも言ってたけど、「Unreal EngineはUnreal Tournament作るには最高のエンジンだよね!」と。
要はそれ以上のことを無理にやろうとしなければ最高ということですな。
SCRUMのお話
まずは定番のid:minamoさんからの発表。
収穫は、バックログの考え方と三点見積もり法。
バックログとは
平たく言えば、ToDoリストやWBSのようなもの。
ただ、種類は以下の3つからなる。
- プロダクトバックログ
- 製品の「機能」リスト
- リリースバックログ
- 次期リリースの項目を抜き出したもの。さらに粒度を細かくすることもある。
- スプリントバックログ
- あるスプリントで行うことの「タスク」リスト。残作業時間を日々トレースする。
粒度はそれぞれ、機能、機能を満たす要件、タスク。といった感じ。
スプリントバックログでは、残作業時間をトレースするためのバーンダウンチャートをとる。
このバーンダウンチャートは実務でも使えそうだし、
何より経験の少ない人に対して、今後の見積もりをより正確にするための尺度となって、非常にいい資料になるのではないかと思った。
三点見積もり法とは
これは話のメインではないんですが、いいかもと思ったので。
いつもタスクを見積もるときは、これまでの経験から大体これくらいかなーと思って見積もりを出すんですが、
これがプログラム作業では正確なものを出すのが難しい。
と、いうことで、ある程度の尺度になる見積もり法が三点見積もり法。
楽観値:すべてがうまくいった場合
通常値:普通に考えた場合
悲観値:進みが最悪の場合(楽観地+通常地*4+悲観値)/ 6
(楽観地+通常地*2+悲観値)/ 4 ←こっちでもいいかも
こんな感じで見積もりを出すと、若干悲観値に寄った値がでてくる。
若干悲観値に寄った、というのがポイントで、これがいわゆるバッファになる。
ただ、これだけを信じてもらえというわけでなく、やはりこういう風にしてだした見積もりですよ、って合意が必要。
その他
あとは、XPのマネジメント側が実践すべき内容、といった感じがしました。
実際、XPとSCRUMは競合するものではなく、現場でも同時に使われることが多いらしい。
バトルデザインのお話
これはおもしろかったですねー。
発表者の松尾さんが熱かったw
内容はRPGのバトルのダメージ計算に関するお話。
ゲームデザインのお話は、あまり体系だっている資料がなく、
また、こういうバトルデザインなんかは、どういう式にするのかが、
その作品の味付けになっているので、なかなか外に出にくいということ。
ただ、現在のままだと、やはり車輪の再発明が多すぎるので、
出せるところは出して情報共有しようぜ!っておはなしでした。
素晴らしい・・・!!!来年のCEDECには期待していますw
LT
自分とswiftnestさんとyuki_mrのLT。
自分は二日前に考えていた話をざざっと発表。
タスクの優先度を数値化してみようって感じなのですが、
あとで資料アップできたらアップしときます。
もうちょっと喋り頭にいれとかないと、説明が中途半端になっちゃいますね。
一応発表資料はっときます。これでアクセスできるかな?
http://dl.getdropbox.com/u/286239/ppt/priority_param.ppt
swiftnestさんは色々なプロジェクトマネジメントシステム(?)を使ってみた、というお話。
TracやRedmineみたいなあれです。
結局Redmineが一番お勧めらしいですがw
自分もRedmine使ってみたくなりましたねー。
yuki_mrはもう一度マネジメントを考え直してみる、という発表。
実際に自分で作ったExcelを出したのはグッドでしたね。食いつきも良かった。
ワークショップ
仕様が完全に決まっているスーパーマリオワールドを10ヶ月60人月で作った場合、
そのスケジュールを考えてみよう、というワークショップ。
3班にわかれてやったのですが、どこも大体同じような感じにw
ドッターは偉大です・・・。
そして、削られるのは、やはりサウンドの工数というw
余のサウンドの方々がんばってください!w
懇親会&二次会
今回も楽しかったです!
特筆するような話はなかったかなー。
Twitterでフォローしてた杉山さんにお会いできたのがよかったですね!
まとめ
今回は人が少なかったんですが、次回はもっと来るといいですねー。
あと、やはり発表者が若干固定的なので、もっといろいろな方が発表するといいのになー、とも思いました。
こっちはこっちで動いているゲーム関係の勉強会の話も進めて、負担分けれるといいですねー、といった話もでつつ。
もっと業界の知識共有進めていければいいですね!